コラム29:法務局の移転
2013.12.2 事務局員 両部 奈緒
法務局の移転
2013年11月中旬、東京法務局立川出張所が事務所の近くに移転してきました。
そもそも、2009年に八王子にあった裁判所が立川に移転してきて、立川の法務局も裁判所付近に(そして、ひめしゃら法律事務所の近く)に移ってくるのではと噂されていましたが、ついに実現し、徒歩圏内になりました。事務所では登記簿謄本(正確には登記事項証明書)をたくさん扱うので、法務局は頻繁に利用します。以前の場所は自転車で行くことができるとはいえ、少々距離があり気軽に行くことができませんでしたが、今回の移転で徒歩圏内に移ってきたので、大変便利になりました。
ところが不便な点も残っています。この法務局、立川の裁判所に近いのに供託ができません。以前の場所の時も、立川の法務局では供託ができず、八王子(最寄は南大沢駅)まで往復していました。供託は「時間との戦い」という場合が多いのに、片道1時間近くかけて供託に行くという状況でした。移転とともに、これが改善されるかと思っていましたが、残念ながらできないとのことです。なんとか立川の法務局でできるようになってもらいたいと思います。
法務局の職員
これは立川に限った話ではなく、全国的な話ですが、法務局の証明書発行業務がどんどん外注に出されています。入札で業者が決まるため、場合によっては毎年違う業者、違う職員が業務にあたることになる可能性もあるようです。
そのせいか、心なしか最近、職員の方の対応が悪いような気がします。郵送で申請した際、以前は問題があると連絡をくれたのに、この頃は該当なし等で連絡もなく返送されてくることが多々あるなど、問題を感じます。
外注になったから料金が下がったという面もあるのかもしれませんが、登記簿謄本は裁判の資料にもなる大事なものなので、やはりしっかりした正規の職員の方にやってもらったほうがいいのでは、と感じる今日この頃です。