活動:第2回 / 市民法律講座
「成年後見制度」
6月19日にひめしゃら法律事務所にて、第2回目となる市民法律講座を開催しました。今回のテーマは「成年後見制度」で、前回(1月30日/テーマ「相続・遺言」)に続き多くの方々(25名)にご参加を頂きました。
冒頭に司会の松縄昌幸 弁護士より、ご参加された皆様への謝意と、講師の紹介がされました。
講師は当事務所の所長である杉井静子 弁護士が務めました。講演ではまず、成年後見制度の概要から、「判断能力の不十分な成年者を支援するため」の制度の趣旨、さらにかつて民法に規定されていた差別的表現を改正し、障害者や高齢者の人権を守る目的に変更された経緯などの説明がされました。また、講師自らの経験も交えて成年後見に関わる事例を語りました。
講演後の質問コーナーでは、「財産管理の例としてアパート経営の運営にも携わることはできるのか?」「知的障害で財産がある人はどのような扱いになるのか?」などが出されました。
最後に宮本康昭 弁護士より「当事務所は市民の権利と生活を守る事務所でありたいと願っていますので、引き続きこのような企画を実施しますのでご参加お願いします」と閉会の挨拶をしました。
今回の法律講座には「後見人制度がよく理解できました」「知っているつもりでしたが、知らないことがたくさんありました」「後見人制度の全体像が分かりました」といったお声を頂戴しました。ご参加頂いた方々に感謝申し上げます。
なお、次回の法律講座は10月2日(土曜日)を予定しております。テーマは「消費者問題」と考えております。多くの方々のご参加をお待ちしております。