私の弁護士歴

 4月となり2025年度も始まりました。
 本年度の司法修習生(司法試験に合格し、裁判官・検察官・弁護士になるための研修をする方々、最近はいずれにもならず一般就職される方もいますが)の修習も始まり、いろいろと新しい日々が始まります。私事では4月から長男は高校生、二男は中学生になり、自宅でも心機一転と言ったところです。
 さて一方で弁護士に一度なってしまうと仕事の切れ目というものが事件の解決であり、それは日々訪れ切れ目が基本的にないため、ここから心機一転という感じはあまりないかもしれません。私も年末年始に1年の境目そのものは感じはしますが、新しい年だからという思いは、確定申告書面を作成しているくらいしか感じません。年が明けてもデスクの棚は、仕事のファイルで埋まっており、崩落の危険を感じながらの仕事もこれまで通りです。
 そんな中ですが、私杉野公彦は本年度の第二東京弁護士会多摩支部の支部長に就任することになりました。支部長としての決意表明などは、別途他でも書くことになるでしょうから(このコラムを書いている時点で、あと数日でその決意表明も締め切りですが・・)、このコラムではあえて記載しません。
 多摩支部で支部長になるためには、当然、それ以前にまずは立候補する必要があり、その後、立候補した人間がどのような弁護士なのかを確認する一つの材料として、これまでの経歴を記載することになります。
 先ほど言いましたとおり、弁護士の仕事には基本的に切れ目がなく、また、基本的に仕事に追われているため、自身がいつ何をしていたかを把握することは簡単ではありません(私だけかもしれませんが)。
 というわけで良い機会というわけで自分の弁護士歴を見直すことになりました。そもそも10周年はとうに過ぎてしまったし、さりとて20周年のご案内も来ないしで、クライアントには15年以上とは言っていますが、実際のところいつ弁護士に登録したのかからの確認です。しかも記載するには、正確な日付まで必要ですので、もはや私の手に負えません。かなり弁護士会の上の方まで行かないと確認できない状態で、ようやく確認できた(助けられてですが)、2006年10月3日に弁護士登録したことが分かりました。
 私が弁護士になった当時は、司法試験の合格発表が、11月、司法修習の開始が翌年の4月、卒業試験の発表が翌年の9月末頃(だったと思います)でしたので、大体新人弁護士は今のように、1月からとか4月からとかではなく、10月頭くらいという中途半端な時期に弁護士登録し、弁護士業を始めていました。1年1年の切れ目をあまり感じないのは、このあたりにあるのかもしれません。
 そしてふと振り返ると今年で18年(コラム作成時だと18年と189日、今はすぐ計算できて便利ですね・・。)、つらいしんどい仕事が終わらない、と愚痴ばかりだった気がします。それでも、生まれた子どもが高校を卒業するくらいの期間、多摩地区から離れず弁護士稼業を続けることができたのは、同業者の助けもたくさんありましたが、やはり自治体、地域の皆様のおかげなのだろうなと改めて考える機会となりました。
 生まれも育ちも多摩地区ではない私が、18年もの間過ごすことが出来た多摩地区、そして18年間居場所になってくれた弁護士会多摩支部のために、かなり老眼が進んだなとは思いますが、1年間尽くしてみようかと。

コラム一覧ページへ

お気軽にご相談ください。
042-548-8675
電話受付時間 平日午前9:30~午後5:30

冊子紹介

相談について
取扱分野一覧

離婚相続・遺言不動産、労働、交通事故、消費者被害、成年後見、中小企業・NPO法人・個人の顧問業務、法人破産、債務整理、行政事件、医療過誤、刑事事件、少年事件、犯罪被害者支援、その他

line

「取扱分野一覧」へ >>

新着情報

コラムを追加しましたNEW
私の弁護士歴

4月となり2025年度も始まりました。本年度の司法修習生(司法試験に合格し、裁判官・検察官・弁護士になるための研修をする方々、最近はいずれにもならず一般就職される方もいますが)の修習も始まり、いろいろと新しい日々が...

お知らせを追加しましたNEW
4・5月の定例相談日を掲載しました

「新着情報・お知らせの履歴」へ >>

ひめしゃら法律事務所 〒190-0014 東京都立川市緑町7-1 立飛ビル8号館1F 電話番号 042-548-8675 電話受付時間は平日午前9時半から午後5時半 FAX番号 042-548-8676

HOME
選ばれる理由
所属弁護士
弁護士費用
アクセス・交通案内
コラム・活動